【ブル爺の自律神経入門】自律神経は鍛えられる?|運動とリラックス習慣の関係

第3回:自律神経って、筋トレできるのか?


〜カラダの“調整力”を鍛える話〜
やあやあ、ごきげんよう。元・文藝春秋の編集者、いまは“おせっかい爺さん”として第二の人生を満喫している、ブルドッグ爺さんことブル爺と呼ばれてまさぁ!
今回はちょっと真面目な話をしようと思うんです。
…いや、正確にいえば“真面目に面白い話”ってやつなんですよ。

「筋トレって、筋肉を鍛えるだけでしょ?」
そう思っている読者諸君、ちょっと待った!
実はね、自律神経も“鍛える”ことができるらしい。これ、ほんとの話なんですよ。この爺だってたまには本当のことだって言える、と思います、ね!
今回ご登場いただくのは、京都大学名誉教授にして、“自律神経の案内人”こと森谷敏夫博士です。
このブル様より、ちょっと若い!でも、だいぶ、おつむが良い!
こんなお人が我らのブル爺シリーズに協力してくれるとは、人生捨てたもんじゃないねぇ。このブル様が、大谷選手のように性格が良いのかも……!

さてさて、本題。
人間のからだには、心拍数や血圧、呼吸なんかを自動で調整してくれる「自律神経」ってやつがあると以前博士から聴きました。
この神経、使わないとちょっとずつ“サビついてくる”らしい。
でも安心してくれ、ちゃんと鍛え直せるんだと。
森谷博士いわく「自律神経を鍛える最高の方法は運動です」なんだと。
たとえば、有酸素運動をすれば、まず交感神経が活性化して心拍数がグッと上がるということらしい。それが終わると、今度は副交感神経が働いて、スーッと心拍が元に戻っていく。
この“自動で上げて、下げて”っていう調整力のトレーニングこそが、自律神経を若返らせる秘訣だそうだ。この爺でも大丈夫だといわれたんですよ!

ところが世の中には、
「夜になっても気持ちが落ち着かない」とか「ストレスでなかなか眠れない」なんて人も多いと聞いて、こりゃワシのことじゃなと思ったわけですよ。
そういう時はどうすればいいのか?そこで、森谷博士に、友人の話として聞いてみたんですよ、なぜって、博士は、このブル爺をからかいますからね、年下なのに!そうしたら、友人の話と聞いて、博士、急に優しく教えてくれた、いや、くださった!
アロマを焚くのもよし、ストレッチやヨガのポーズをとってみるのもよし。要は、自分に合った“リラックス・スイッチ”を見つけることがカギなんだ、と!
ちなみに、森谷博士が監修しているスマホ「arrows We2 Plus 」* には、自律神経を測定して鍛える方法が見られるアプリが入っているっていうじゃござんせんか。
ハイテクだねぇ。80才に向かって歩き出したこのブル様にわかるかねぇ!
*25年9月現在「arrows We2 Plus」のほかにも、「らくらくスマートフォン F-53E」、「らくらくスマートフォン a」、「らくらくスマートフォン lite」、「arrows Alpha」で測定いただけます。(FCNT追記)

読者諸君、自律神経ってのは“意識しなくても働いている”けど、意識すれば、ちゃんと応えてくれる存在なんだそうだ。日本一、いや世界の森谷博士が教えてくれたんですよ!
選挙演説じゃないけど「カラダの調整力、自分で鍛えていこうじゃないか。みなさん!」
この爺さんもそろそろ、百均に行ってヨガマットでも買ってみようか。100円であるかしらん!500円玉は、ポケットにありますからね!
< プロフィール >
ブル爺(79才)
元・文藝春秋の名物編集者。菊池寛の孫。現役時代は“締切破りの鬼”と呼ばれた男。
昭和・平成・令和の三時代を編集現場で生き抜いた、伝説の“締切番長”。
文藝春秋の創業者・菊池寛を祖父に持ち、編集者として祖父の会社に入社。
以来、時代を彩った作家・評論家・ジャーナリストたちを“ネジ伏せながら”育て、無数の名文を世に送り出してきた。
紅茶よりもコーヒー、和菓子よりもバタートースト派。
現在は引退後の“自律神経ケア”に目覚め、京大の森谷敏夫博士に弟子入り(?)し、健康についての学びを開始。
“体も心も編集できるのか”をテーマに、連載を通して問い続けている。
< プロフィール >
森谷敏夫
京都大学 名誉教授
株式会社おせっかい倶楽部 代表取締役
1980年、南カリフォルニア大学大学院博士課程修了(スポーツ医学、Ph.D.)。テキサス大学、テキサス農工大学大学院助教授。テキサス農工大学では医用電子工学の研究者とともにNASAの共同研究に参加、宇宙飛行士の筋疲労や筋肉や体力 低下の予防に関する研究を行った。
1992年より京都大学大学院人間・環境学研究科助教授、2000年から同科教授。2016年3月から京都大学名誉教授。同年4月から中京大学客員教授。
2007年に予防医療の普及推進をめざして立ち上げたNPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会二代目理事長となり、その成果を世の中に広め、具現化していくことを目的として2019年に株式会社おせっかい倶楽部を設立、代表取締役就任。
専門は応用生理学とスポーツ医科学。生活習慣病における運動の重要性を説き有酸素運動を推奨している一方、寝たきり患者や整形外科的に運動ができない人々のための骨格筋電気刺激についても研究を進め、「筋電メディカル®」という新時代のコンセプトを自ら提唱、医学や生活者によるセルフケアの可能性を広げる科学的なアプローチを精力的に行っている。
2024年、「筋電メディカル®」の考え方に基づき、ロコモティブシンドロームやフレイル対策を目標とした新型EMS「筋電メディカル®EMS(MyMed EMS)」を開発。運動生理学に基づき、筋肉がつく過程を、ハードウエア・ソフトウエア両面からの工夫で再現することに成功した。加えて、これまで困難であった体幹部の筋群(インナーマッスル)への刺激手法を開発し、フェムケアにも活用できるEMSとした(特許出願中)。
自律神経活動の研究においても多くの知見があり、自律神経のバランス(交感神経、副交感神経のどちらが優位な状態であるか)に加え、パワー(自律神経の絶対量。老化とともに減少することが知られている)がより重要であることを提言している。この自律神経測定は、通常、心電図解析と同等の精度が必要であるが、2024年、スマートフォンによりほぼ同精度の測定ができる機器の開発に成功した。