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【自律神経と健康の基礎知識】自律神経とは?|毎日のコンディションとの関係を知る

毎朝起きた時に、からだの調子が良いとか寝覚めが悪いとか、はっきりとはしないけど気になることがあります。実はこれも自立神経の状態と深いかかわりがあるのです。

自律神経は今や、一般によく使われる言葉で聞いたことがあると思います。
自分を律する神経と書き、自分の体の体調をほぼ全てコントロールする機能を持っているというのが自律神経です。
代表的なものでは、血圧の調節とかホルモンの分泌の調節、体温の調節、呼吸数など、いろいろ自分の健康を維持増進していくうえで非常に大事な機能をコントロールしています。

自律神経はさらに、機能を活性化させる交感神経と、逆にリラックスさせる手綱(たづな)を引くような副交感神経活動という2種類があります。

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例えば交感神経が強く働き、疲れすぎたり集中しすぎたりした場合は、副交感神経の働きが強まりリラックスさせようとするなど、それぞれがからだの状態に合わせて最適な働きをします。

このように一日の中でも、自律神経の活動が体調や時間帯によって働きの強さを変えることを「日内変動(にちないへんどう)」といいます。この自律神経の日内リズムがどうもうまくいかない場合もあります。

昼間活動しようとしてるのに交感神経の働きが強まらず、副交感が活発なためにやる気がなくてリラックスしすぎて集中力が高まらない、ということも起こりえます。

また自律神経が示すこのような体調変化のサインを見逃すと、「何となく体の不調を感じる」状態、例えば不定愁訴(ふていしゅうそ)、イライラなど様々な不調の原因となります。

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あるいは女性の場合ですと、急にホットフラッシュ(更年期障害により起こるほてり、発汗)が起こったり、月経前症候群(PMS:Premenstrual Syndrome)という症状があったりします。
からだの不調を防ぐために、通常我々は体温を測るなどして体調管理をするのが一般的ですが、同様に、心身の不調を未然に防ぐため、自律神経を管理することは非常に重要な手段です。

※自律神経を測定出来るarrows・らくらくスマートフォンをお持ちの方は、ご自身で測定してご覧ください。

自律神経を正しく理解する方法について、次回ご説明いたします。

この記事を書いた人

森谷敏夫
京都大学 名誉教授
株式会社おせっかい倶楽部 代表取締役

1980年、南カリフォルニア大学大学院博士課程修了(スポーツ医学、Ph.D.)。テキサス大学、テキサス農工大学大学院助教授。テキサス農工大学では医用電子工学の研究者とともにNASAの共同研究に参加、宇宙飛行士の筋疲労や筋肉や体力 低下の予防に関する研究を行った。
1992年より京都大学大学院人間・環境学研究科助教授、2000年から同科教授。2016年3月から京都大学名誉教授。同年4月から中京大学客員教授。

2007年に予防医療の普及推進をめざして立ち上げたNPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会二代目理事長となり、その成果を世の中に広め、具現化していくことを目的として2019年に株式会社おせっかい倶楽部を設立、代表取締役就任。

専門は応用生理学とスポーツ医科学。生活習慣病における運動の重要性を説き有酸素運動を推奨している一方、寝たきり患者や整形外科的に運動ができない人々のための骨格筋電気刺激についても研究を進め、「筋電メディカル®」という新時代のコンセプトを自ら提唱、医学や生活者によるセルフケアの可能性を広げる科学的なアプローチを精力的に行っている。

2024年、「筋電メディカル®」の考え方に基づき、ロコモティブシンドロームやフレイル対策を目標とした新型EMS「筋電メディカル®EMS(MyMed EMS)」を開発。運動生理学に基づき、筋肉がつく過程を、ハードウエア・ソフトウエア両面からの工夫で再現することに成功した。加えて、これまで困難であった体幹部の筋群(インナーマッスル)への刺激手法を開発し、フェムケアにも活用できるEMSとした(特許出願中)。

自律神経活動の研究においても多くの知見があり、自律神経のバランス(交感神経、副交感神経のどちらが優位な状態であるか)に加え、パワー(自律神経の絶対量。老化とともに減少することが知られている)がより重要であることを提言している。この自律神経測定は、通常、心電図解析と同等の精度が必要であるが、2024年、スマートフォンによりほぼ同精度の測定ができる機器の開発に成功した。

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