セルフケアの新常識「自律神経パワー」
自律神経を測定すると、心身のコンディションを把握して生活のパフォーマンスを向上することができます。
自律神経とは
自律神経は、体中に張り巡らされていて、本人が意識しないうちに全身の機能を制御しています。
主に心身の活発さを表す交感神経と、安らぎを表す副交感神経の2つから成り立っています。
これらは、時間帯や肉体、精神の状態に関連してそれぞれの活動量をコントロールしていて、日中は交感神経が活活性度を高めて心拍や発汗を促進し、活動的に仕事やスポーツに集中しやすくします。
一方、夜になるにつれて副交感神経が体の働きを穏やかにし、休息がとりやすくなるようにします。
自律神経が弱まると
自律神経はとても重要な役割を持っていますが、全身の機能を制御する働きが弱まることがあります。 そうすると、休むべき時に休めなかったり、集中力がうまく発揮できなくなります。
このような状態は、イライラしやすくなったり、集中力を欠くなどの精神的な不調だけでなく、疲れやすいなどの身体的な不調にもつながります。
自律神経の活動の見方
自律神経の働きはパワーとバランスの2つを見ることで、体の状況を正確に知ることができます。
自律神経バランス
交感神経と副交感神経それぞれの活性度のバランスを比率で表します。
どちらがより活発に活動しているかでからだが活動的か安静な傾向かを把握します。
状態に合わせた、体へ向けた自律神経からの指示の種類と言えます。
自律神経パワー
交感神経と副交感神経の活動量を合計した自律神経全体の活性度を表します。
からだへの指示を実行する力の強さとも言えます。
パワーが低いと、機能の制御がうまくいかなくなって、バランスに関わらずコンディションを崩すことがあります。
自律神経を測定する方法
自律神経は専門の医療機関や研究機関で特殊な機械を使用して測定することができます。
または、arrowsのスマートフォンやらくらくスマートフォンのうち自律神経の測定機能を搭載したモデルなら、自宅や外出先などどこでもいつでも測定することができます。
スマホで自律神経を測る
本体の背面に搭載したセンサーに指先を押し当てて測定します。
測定結果は最短2分で算出可能
指先から取得したバイタルデータを特殊なアルゴリズムで解析することで、自律神経の活動量を算出します。
アルゴリズムの開発は京都大学名誉教授・おせっかい倶楽部代表取締役の森谷敏夫氏が監修。
森谷氏は自律神経に関する研究において、世界的な学会誌でも有数の論文発表数があり、自律神経のパワースペクトルを用いて定量的に可視化する手法を確立しています。
効果的な測定方法
測定を毎日決められた時間に継続して行うことで、体の状態をより正確に知ることができます。
自律神経は個人ごとに活性度の差が大きく、時間帯やその時々の体調によって影響を受けやすいです。複数回の測定を行い、個人の自律神経の平均値(マイスタンダード)を把握することができます。
できるだけ毎日同じ時間帯に同じような状態での測定を行うために、朝起きて少し落ち着いてからの測定をおすすめします。
測定結果にマイスタンダートとの比較でその時々のカラダの状態を把握することができるようになります。
自律神経を知ったら
測定後は、森谷名誉教授が研究結果から自律神経を「鍛える」ための健康的な生活のヒントを学べます。
また、結果に応じた簡単なアドバイスもあります。
リラックス傾向のときは身体の求めの通りゆったりと過ごし、脱力状態のときは軽い運動をしてみるなど、自律神経の状態に合わせて一日の過ごし方を考えることができます。
健康的な心身で活力に満ちた日々を送るために、自分の自律神経を理解して行動することをお勧めします。
※ 自律神経パワーは株式会社おせっかい倶楽部の登録商標です。