農業・漁業土壌測定機器
- 導入製品
- ARROWS M357,ARROWS M305/KA4
農業の現場で安心の
堅牢性スマートフォンの導入により、
スマート農業における
データ分析のスピード化を実現。


機器の上部にarrowsが取り付けられている。

今まで知識や経験で培うしかなかったノウハウを可視化し、arrowsを使ってスマート農業化
農業には専門の知識や経験を積む必要があるため、高齢化や後継者不足が深刻な問題になっている背景があります。その問題を解消すべく、ロボット技術やICTを活用して超省力・高品質生産を実現する新たな農業「スマート農業」が期待されています。
大起理化工業株式会社様、Agsoil株式会社様は、スマートフォンを導入し、ノウハウを可視化した新たな土壌作りを提案しています。
arrowsを土壌測定機器に組み込み、デバイスとして利用
大起理化工業株式会社様では土壌調査・土壌採取・土壌水分計・土壌硬度計などの土壌測定用機器を開発。arrowsは機器内にデバイスとして組み込まれています。
- 「デジタル貫入式土壌硬度計」
- 土の硬さを測定して、作物にとって最適な土壌はどの程度の硬さが良いのかを調査。
- 「iテンシオメータ(土壌水分計)」
- 土壌の水分を測定して、作物にとって最適な水分状態を調査。
これらの機器を土壌調査に使用して、データを収集、種まき前の土壌作りの指針を決定。
Agsoil株式会社様では、集計データを元に土壌の状態による作物への影響を分析し、農業関係者(農家、企業、農業法人)へアドバイスを行っています。
インタビュー
土作りの現場で役立つ、防水・防塵はもちろん、汚れ、落下への強さが決め手。
複数の機器をスマートフォン1台にまとめることで開発の手間を大幅に削減。
導入のご感想を、大起理化工業株式会社様、Agsoil株式会社様にお聞きしました。


- Q
- 「導入の決め手は?」
- A
デジタル貫入式土壌硬度計、iテンシオメータ(土壌水分計)を使用して、作物の生育調査をおこなうために導入しました。
まずは防水・防塵であることが必須でした。基本的に農業系の研究向けであるので、土を使うことを前提にしており、汚れても問題ないこと、落下に強いことなどハード面の強さが選定理由のひとつですね。
また、開発したアプリの動作テストを行うため数十機種のスマートフォン端末を取り寄せて確認してみたところ、すべてのテストに対して正常に動作したものがarrowsだけでした。
- Q
- 「実際にスマートフォンを使用された感想は?」
- A
これまでは、ハード・ソフトウェアを製品毎に開発しなければならず負担が大きかったのですが、今ではハードウェアをスマートフォンに置き換えることで、ソフトウェア(アプリ)開発のみに注力できるようになり、コストや手間を大幅に削減することに成功しました。また、スマートフォンは、搭載されているGPSで畑の位置を確認したりと、今まで複数の機器が必要だったことが、これ1台で済んでしまうので、とても便利です。
- Q
- 「今後のスマート農業は?」
- A
農業は実は種を植えてからできる事が少なく、種を植えるまでが勝負です。
土壌の状態で長期保存が可能な野菜の収穫ができることも分かってきました。そのためにいかに土壌作りが大切であるのか、時間はかかるけれど効果的であるのか、ということを理解していただき浸透させるためにも、スマートフォンなどのデバイスを活用しわかりやすく可視化していきたいですね。
- 土壌硬度や水分状態の測定には専用機を制作しており、ハード・ソフトウェアの両方を開発していたが、製品コストがかかり、測定効率も悪かった。
- 設定・保存・回収機をそれぞれ用意せねばならず持ち運びも重労働であった。
- 各機器は有線にて接続されていたため、小動物がケーブルをかじる事による断線などによって測定データの欠損が度々問題になっていた。
- 20文字程度の液晶(モノクロ)で、グラフも詳細まで確認できないものであった。
- 測定位置の特定に時間がかかった。
- 製品毎に必要であったデータの設定・保存・回収がスマートフォン一台で済むため、測定からデータ回収に至るまでの効率が非常に上がった。ハードウェアをスマートフォンに置き換えたことで、ソフトウェア(アプリ)開発に注力できるようになり、コストの大幅な削減ができた。
- 端末は小さく軽量であるため、持ち運びが容易になった。
- 各センサとはBluetoothにて無線通信することが可能になり、通信ケーブルが断線する心配がなくなり、データ収集の確実性が向上した。
- データが詳細まで見やすいグラフィカルなものになり、わかりやすくなった。
- GPSを搭載しているので、前回と同じ場所を探すことも容易になった。

お問い合わせ
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お問い合わせ防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)対応
防水/防塵性能について
- IPX5/IPX8の防水性能。IP6Xの防塵性能。
- IPX5とは、内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。
- IPX8とは、常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有することを意味します。
- ご使用の際はキャップ(SIM、SDスロット部カバー)が確実に閉じているかご確認ください。
- 防水性能を維持するため、異常の有無にかかわらず、2年に1回部品の交換をおすすめします(有料)。
- IP6Xとは、保護度合いをさし、直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れてかくはんさせ、取り出したときに、内部に塵埃が侵入しない機能を有することを意味します。
お風呂での利用について
本機はメーカー独自の試験基準に基づき高湿度条件下(浴室など)でご利用いただけることを確認しておりますが、以下の点にご注意しご利用ください。
- 固形せっけんやシャンプー、入浴剤の入った水など水道水以外のものをかけたり、水道水以外のものに浸けたりしないでください。それらが付着してしまった場合、直ちに常温の水道水で洗い流してください。
- 湯船(温水)に浸けたり、落下させたりしないでください。誤って落下させてしまった場合は、直ちに取り出してください。
- 湿気の多い場所に長時間放置しないでください。ご使用後は、浴室から取り出しておいてください。
- 温水のシャワーを直接かけないでください。
- サウナでは本機を利用しないでください。
- 寒い屋外から暖かい浴室などに急に本機を持ち込まず、一度室内に置いて本体が温まってから持ち込んでください。
- 浴室内では充電を行わないでください。
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