エッジAIを活用し、様々なDXを推進したい
エッジAIカメラ、AIアプリ、クラウドを組合わせて、低コストでDXを実現
課題
- できるだけ低コストで、DXを推進したい。
- 現場の多種多様なニーズにできるだけ柔軟に対応できるDXソリューションを導入したい。
解決
- エッジAI技術の活用で、低コストで各種作業の省人化や省力化ができ、DXを実現します。
- AIアプリの入れ替えにより、現場のニーズに応じた運用ができます。
FCNTが狙うエッジAIソリューションの産業領域
防災・減災
太陽光発電で駆動する省エネシステム
画像処理AIと遠隔監視で防災DX

河川やため池、用水路の水位をエッジAIで計測
周囲の明るさにあわせて、
8段階のパラメータから最適値を自動調整し、
夜間でも明るく鮮明な映像で現場の様子を遠隔監視できます
計測した水位はクラウド上で変化をグラフ化すると共に、
氾濫の危険水位に近づくとアラートを通知する機能も備え、
防災・減災用途での活用を目指します
画像処理による水位検知AI技術とクラウドで現場の状況と水位の変動を可視化
河川などの水面を検出する画像処理技術と任意の場所に設置可能な仮想の量水板(ルーラー)を設定することで、画像から水位のレベルを推定します。測定時の現場写真と水位の測定結果はクラウドに送信し、画像とグラフで可視化することができます。
水位レベルの測定方法

- 1画像上の任意の場所に仮想の量水板(ルーラー)を設定します。
- 2画像処理AIにより、河川などの水面を自動的に検知します。
- 3仮想の量水板(ルーラー)と水面の交点を水位と定義し、水位のレベルを推定します。
クラウドで現場の状況と水位レベルの変動を可視化

- 1水位を測定した時点の現場の状況を画像で確認することができます。
- 2測定した水位の変化をグラフで確認することができます。
水位は設置した仮想の量水板(ルーラー)ごとに表示されます。
太陽光発電のみで動作可能な省電力システム

スマートフォン開発の中で培った様々な省電力技術を駆使することで、消費電力約1Wh程度の超低消費電力での稼働を実現し、無日照7日間の稼働を小型の太陽光発電のみで動作可能な省電力システムです。電源の供給ができない場所でも設置できる利便性に加え、再生可能エネルギーのみで24時間365日、利用可能な地球環境にも優しいサステナブルなソリューションです。
工事・建設現場
生産性向上と安全性向上を両立
ICTの力で工事・建設現場をDX

作業者と重建機や工事車両が共存する現場でも、
事故なく、安全に業務遂行できるよう技術で貢献します
最大4Kの映像伝送によるリアルタイム遠隔臨場や、
エッジAIによる工事車両の速度超過監視などで
現場の生産性と安全性を向上します
製品開発で培った経験とノウハウ、技術を最大限活用し、
工事・建設現場のDX化を目指します
工事車両の速度超過を無人で監視し、現場の安心安全を向上
現場にAI処理可能なエッジAIカメラを設置し、通行する工事車両の台数や規定速度に対する超過有無を無人で監視します。AIが速度超過を検知すると現場の警告灯を点滅・鳴動し、リアルタイムに現場の職員に通知すると共に、監視データ(速度超過車両の台数と録画データ)をクラウド上に保存し、離れた作業所等でも現場の状況を見える化します。これにより、「安心安全な現場運営」と「省人化・省力化による職員の作業負荷低減・作業効率化」を両立します。
通行車両の速度推定方法

- 1画像上の任意の場所に車速推定のためのスタートラインとゴールラインを設定し、スタートラインからゴールラインまで距離の実測値を入力します。
- 2 画像処理AIにより、工事車両を自動認識します。
- 3入力したスタートラインからゴールラインまでの距離と工事車両がスタートラインに入ってからゴールラインを超えた時点までの時間から通行車両の速度を推定します。
クラウドで通行車両の速度分布と速度超過車両の台数を可視化

- 1通行した車両の台数と速度分布、設定した規定速度を超えた車両の台数を確認できます。
- 2速度超過した車両は10秒程度の録画データでも確認できます。
現場の危険エリア等への作業員の侵入を無人で監視し、現場の安心安全を向上
現場にAI処理可能なエッジAIカメラを設置し、作業員の立ち入りを監視したい現場の危険エリアを任意に指定することで、無人で危険エリア等への作業員の侵入有無の監視が可能となります。AIが指定したエリアへの人の侵入を検知すると現場の警告灯を点滅・鳴動し、リアルタイムに現場の職員に通知すると共に、監視データ(侵入した時間帯や人数と録画データ)をクラウド上に保存し、離れた作業所等でも現場の状況を見える化します。これにより、「安心安全な現場運営」と「省人化・省力化による職員の作業負荷低減・作業効率化」を両立します。
危険エリア等への人侵入の検知方法

- 1画像上の任意の場所に検知エリア(赤色)を設定します。
- 2画像処理AIにより、人を自動認識します。
- 3設定した検知エリアに人が入ると、人侵入(インシデント)として検知します。
- 4人侵入を検知すると、離れた作業所にはアラートメールで通知し、現場には警告灯の点滅で通知します。
クラウドで危険エリアへの人侵入の状況と録画データを確認

- 1指定したエリアへの人の侵入件数をグラフで確認できます。
- 2人の侵入を検知した現場の様子は10秒程度の録画データでも確認できます。
スマート工場
品質安定化と人員不足解消へ
自動化・リモート化で工場DX

エッジAIカメラと画像処理AIを利用し、
検品作業の自動化・リモート化を実現します
場所や環境、作業者のスキルを問わない、
品質の安定化とコスト削減を目指します
設備の異常監視や作業者支援のリモート化など、
アフターコロナ時代の工場の安心稼働に貢献します
AIモデルを自作し、利活用できる画像認識AI検品システムで製造業のDXを推進
FCNTの「エッジAIカメラ」と、学習用のサンプル(良品と不良品)を準備するだけで、ユーザーが自ら、簡単かつ短時間でAIモデルを生成できるArithmerの検品パッケージ「ArithCheck」を連携させることで実現した、初めてAIを導入する製造業などのユーザーが手軽に始められるAI検品システムです。
簡易型AI検品システムの構成

- 1エッジAIカメラで検品対象物の自動撮影と、ArithCheckがインストールされたパソコンへの画像転送をローカル5GやWi-Fiなどの無線通信を通じて行います。
- 2ArithCheck検品パッケージにて、AIモデルの生成と良品・不良品の判定を行います。
判定結果は専用アプリケーションで「OK」または「NG」で表示します。
AIモデル生成の流れ

AIモデルの生成を毎回、AIベンダーに委託することなく、ユーザー自身で何度でもAIモデルを生成できることで、低コストでの導入、運用が可能です。また複雑な設定がなく、わずか3ステップでAIモデルを生成できるため、高度なITスキル人材が不在でも、すぐにご利用いただけます。
生成したAIモデルを使用した検品の流れ

エッジAIカメラで自動撮影した検品対象物の画像をArithCheckがインストールされたパソコンへ無線通信で自動転送し、良品・不良品の判定を行い、判定結果を専用アプリケーションで「OK」または「NG」で表示します。検品対象物を自動撮影し、データを自動保存することでトレーサビリティにも役立ちます。
検品結果の表示

判定結果は専用アプリケーションで「OK」または「NG」で表示します。属人的なスキルに頼りがちな検品作業をデジタル化することで、AIによる検品作業支援を実現し、作業の効率化、作業者の負担低減、作業結果の均一化を図ります。また、誰もが検品作業に従事することができるようになることで、人手不足の解消にもつながります。
人物属性・行動分析
アナログな作業をデジタル化
マーケティング情報も自動で可視化

アフターコロナ時代の安心安全、作業効率化を
FCNTのつなぐ技術とソリューションが支えます
駅や店舗、街中で、利用者の人数や属性を自動計測
混雑度把握と組合せることで空間の安全性を可視化します
エッジAIカメラの優れたポータビリティ性を活かし、
屋外のイベントなどにも活用できます
来客人数や属性情報を無人かつ自動で推定し、クラウドで可視化
集客施設の入口などにエッジAIカメラを設置し、来客者の人数や性別・年齢などの属性情報、マスクの着用有無を自動計測することで、マーケティング情報の取得を自動化・無人化することができます。また、測定したデータはクラウド上でグラフ等で見える化でき、イベント開催時などには、現場だけでなく、遠隔地からも現場の状況をリアルタイムに把握することができます。
人数カウント及び性別・年齢とマスク着用有無の推定方法

集客施設の入口などにエッジAIカメラを設置し、エッジAIカメラの前を通過した来客者の人数や性別・年齢などの属性情報、マスクの着用有無を自動計測できます。人が手動で実施している作業をデジタル化することで、効率的にマーケティング情報を取得できることは勿論、作業者の負担低減と人手不足の解消にもつながります。
クラウドで来客者の情報を可視化

エッジAIカメラが判定した結果はクラウド上でグラフで見える化します。
来客者の人数を全体と性・年代別で表示できる他、マスクの着用率も可視化できます。
各種マーケティング情報は1時間単位、1日単位、1か月単位で表示することができ、イベント時と通常時の比較や、季節変動などの把握も容易に行えます。
混雑度をリアルタイムに把握することで安心安全な店舗・施設運営を実現
集客施設内の人が滞留しやすい場所にエッジAIカメラを設置し、その場所の混雑度を自動かつ無人で把握することができます。また、把握した混雑度のデータはクラウド上でリアルタイムに見える化でき、現場に職員等がいなくてもだけでなく、遠隔から現場の状況をリアルタイムに把握することができます。
混雑度の推定方法

集客施設内の人が滞留しやすい場所にエッジAIカメラを設置し、その場所の収容人数を入力します。エッジAIカメラが捉えた人数と入力した収容人数の割合から混雑度を5段階で算出し、レベル1~5の範囲で混雑度レベルとして算出します。
今までは人が巡回して混雑度を把握していたところを無人化することで、作業者の負担低減と人手不足の解消にもつながります。
クラウドで混雑度の状況を可視化

エッジAIカメラが判定した結果はクラウド上に5段階のレベル表示で見える化します。
また1週間前の混雑度との比較表示などもできますので、先週データから今週の予測を行うような傾向からの分析にも活用することができます。