ニュースリリース

法人向けAndroid™スマートフォン「arrows BZ01」を発表

プロダクト

富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社

富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県大和市、代表取締役社長 髙田克美、以下FCNT)は、法人向けスマートフォン「arrows BZ01(アローズ ビーゼットゼロイチ)」をFCNTの自社ブランド商品として11月下旬より発売します。
「arrows BZ01」はsXGPに対応しており、セキュアな無線通信環境を構築し安定したデータ通信とVoLTEによる内線通話が可能です。
sXGPはLTE技術を自営網として利用可能なプライベートLTEの規格の1つであり、従来のWi-Fi環境等で利用してきたVoIP通話へ対応している他、Wi-Fiと比較して広範囲に電波を飛ばせ、広い敷地や公衆電波の届かない場所でも安定した通信、通話(※1)を実現できます。
また、当社が長年培ってきた落下時の画面割れに強い堅牢性(※2)やMIL規格の23項目に準拠(※3)した耐久性、防水・防塵性能や耐薬品性能により様々なビジネスシーンへご活用いただけます。

ICT関連のソリューションの導入が様々な業務において進む中、ビジネスにおけるスマートデバイスの利用は今後も更に伸びることが予測されます。
当社では、arrowsシリーズとして、携帯電話の時代から長年培ってきた技術とノウハウを活かし、“法人ならでは”のご要望に応えるスマートフォンを提供します。法人向けに特化した仕様を備えており、様々な業態による端末設定のご要望に応えるカスタマイズサービスや、一貫した国内体制による充実したサポートサービスで、ビジネスのお客様のご要望に応え長く安心してお使いいただけます。

arrows BZ01の写真

「arrows BZ01」の主な特長

自営のLTE網を構築できる規格「sXGP」に対応、VoLTEによる内線通話も可能

セキュアで安定した通信が可能なsXGPに対応しています。sXGPは2.4GHz帯のように電子レンジや医療用機器など他用途の影響を受けない1.9GHz帯を使うため、安定した通信が可能です。
通信方式は、Wi-Fiに比べ高度な技術を用いるLTEを採用しており、広い範囲でも自営網による安定した通信の構築が可能で、SIMカードによる認証を行うためセキュリティにも優れています。広い敷地のコンビナートや工場、公衆網の電波が届かない山間部の工事現場など(※4)でも、セキュアで安定した無線通信を通信料金の不要な自営網で実現できます。
sXGPはデータ通信の他、VoIP技術を使った内線電話も利用できます。さらにarrows BZ01はIMS(IP Multimedia Subsystem)との接続試験を実施(※5)しており、VoLTE方式での高音質、低遅延の内線通話も可能です。

sXGPシステム構成例のイメージ

現場のニーズに対応し、Wi-FiやLTEなど様々な環境下で安定した通信を実現

Wi-Fiのみでも安定した通信を可能にするWi-Fiハンドオーバーに対応
G/LTEネットワークを使わずにWi-Fiのみでも安定した通信が可能です。移動時にWi-Fi のアクセスポイントを自動で高速切替え可能なWi-Fiハンドオーバー規格に対応しており、移動時でも途切れにくい安定した通信を保持します。さらに、お客様の利用環境に合わせ、アクセスポイントを切替えるWi-Fi電波強度を設定する専用ツールも提供します。
倉庫や病院、店舗などVoIP通話中に移動が発生する業務に最適です。
SIMロックフリーで、各キャリアの3G・LTEネットワークが利用可能
利用可能な通信事業者を限定しないSIMロックフリーのため、通信事業者はお客様の条件で自由に選ぶことができます。NTTドコモ、au、ソフトバンク及びMVNO各社の3Gまた はLTEネットワークを利用可能(※6)です。

お客様ニーズへ柔軟に対応するカスタマイズサービス

業務に不要なアプリの削除や、起動画面への自社ロゴ表示、特定の業務アプリ以外は制限するなど、お客様のご要望に合わせカスタマイズした状態の端末の提供が可能です。
設定変更の抑止やパスワードポリシーの設定もでき、端末を安全に管理することができます。またカスタマイズ内容は本体メモリに書き込んでから提供するため、スマートフォン本体をリセットしてもカスタマイズした内容は消えません。

お客様のビジネスを継続してサポート

長期に渡る端末の継続供給
発売開始から2年以上の長期にわたって同一モデルを継続提供するため、導入までに評価、検証、予算化などで時間を要しても安心です。また追加購入される場合も、長期供給のため同モデルの確保が可能で、製品切替えによるトラブル発生の心配がなく、社内システム更新の必要もありません。
トラブル時の技術サポート提供
突然端末の電池が急激に減る、ネットワークに安定して接続ができない、動作が急に遅くなるなどのトラブルが発生した場合、専門技術者が解決をサポートする「技術サポート for Android」サービスを提供します。あらかじめ端末にインストールされている「診断サポートアプリ」により問題発生時のログを取得し専門技術者が解析、問題解決のためのアドバイスをしますので安心して導入いただけます。
幅広いシーンに対応する堅牢性
様々な環境下で、端末を手荒に扱うことも多い現場業務においても安心してご利用できるよう、防水性能(IPX5/8)、防塵性能(IP6X)対応(※7)に加え、高強度樹脂材料とユニボディ化、衝撃吸収構造により落下の衝撃に強く画面の割れにくい堅牢性(※2)を実現しています。
耐薬品性能
病院や食品を扱う現場など衛生面で配慮が必要な環境でも、安心して使えるようイソプロピ ルアルコール、エタノール、次亜塩素酸ナトリウムによる拭き取りが可能(※8)です。端末を常に清潔な状態に維持することができます。
汚れても洗える
油などの汚れがついてしまった場合でも泡タイプのハンドソープで洗える(※9)ため、現場作業で端末を触る際に汚れた軍手や手袋を外す手間が不要となります。洗えることで、作業効率を改善するとともに端末を清潔に保つ意識づけが可能となり、丁寧に扱うことで端末破損の防止効果も期待できます。

エンドースメント

Baicells Japan株式会社 取締役 ビジネス開発本部長 日比 紀明様のコメント
Baicells Japanは富士通コネクテッドテクノロジーズのsXGP対応法人向けスマートフォン arrows BZ01の発表を心から歓迎します。 sXGPというプライベートLTEの領域でスマートフォンを活用するネットワークを構築することは、Baicells Japanにとって大きな挑戦です。その実現へ向けた歩みをarrows BZ01と共に提供できることはsXGPの可能性を大きく前進できると信じています。Baicells Japanでは 富士通コネクテッドテクノロジーズのsXGP対応法人向けスマートフォンarrows BZ01の登場により、日本におけるsXGPのさらなる飛躍を期待しています。
ビー・ビー・バックボーン株式会社 専務取締役 播口 仁朗様のコメント
この度の発表を心から歓迎致します。自営無線方式の簡便さとLTE方式の汎用性を併せ持つプライベートLTE「sXGP」は、法人特有のお客様毎に異なる利用シーンやニーズを実現出来る新技術です。
ビー・ビー・バックボーンでは通信事業者として長年培ってきた技術をベースに、法人のお客様に安心してお使いいただける高品質かつ高セキュリティなsXGPサービスを提供させて頂いております。法人利用で豊富な導入実績を持つ富士通コネクテッドテクノロジーズ様のsXGP対応法人向けスマートフォンarrows BZ01の登場により日本でのsXGP方式の普及がより一層進むことを期待しています。

出展情報

10月15日~18日に幕張メッセにて開催されるCEATEC 2019の富士通株式会社ブース及び新光商事株式会社ブースにて「arrows BZ01」によるsXGP通信のデモンストレーションを展示します。

関連Webサイト

商標について

注釈

  1. ※1広い敷地や公衆電波の届かない場所での安定した通信、通話:
    お客様の自営網や環境によります。
  2. ※2落下時の画面割れに強い堅牢性:
    無故障、無破損を保証するものではありません。
  3. ※3MIL規格(MIL-STD-810G)の項目に準拠:
    米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)の23項目、落下、耐衝撃、防水(浸漬)、防塵(6時間風速有り)、防塵(72時間)、塩水耐久、防湿、耐日射(連続)、耐日射(湿度変化)、耐振動、防水(風雨)、雨滴、高温動作(60℃固定)、高温動作(32~49℃変化)、高温保管(70℃固定)、高温保管(30~60℃変化)、低温動作(-20℃固定)、熱衝撃、低温保管(-30℃固定)、低圧保管、低圧動作、氷結(-10℃氷結)、氷結(-10℃結露)に準拠した試験を実施。充電可能な温度範囲:5~35℃。使用環境:温度5~40℃(ただし、36℃以上は風呂場などでの一時的な使用に限る)、湿度45~85%。風呂場では、温度は5~45℃、湿度は45~99%、使用時間は2時間以内の範囲。本製品の有する性能は試験環境下での確認であり、実際の使用にあたって、すべての状況での動作および無破損・無故障を保証するものではありません。また、調査の結果、お客様の取り扱いの不備による故障と判明した場合、保証の対象外となります
  4. ※4広い敷地のコンビナートや工場、公衆網の電波が届かない山間部の工事現場など:
    sXGPは自営PHS、DECTで利用されている1.9GHz帯自営無線の周波数帯を使用するため、近隣で自営PHSが利用されている環境などではsXGPを利用できない場合があります。
  5. ※5IMS(IP Multimedia Subsystem)との接続試験を実施:
    すべてのIMSとの接続を保証するものではありません。
  6. ※6NTTドコモ、au、ソフトバンク及びMVNO各社の3G/LTEネットワークを利用可能:
    契約の内容によっては、契約変更の必要があります。
  7. ※7防水性能(IPX5/8)、防塵性能(IP6X)対応:
    IPX5/8の防水性能。IPX5とは、内径6.3mmの注水ノズルを使用し、 約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。 IPX8とは常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有し、かつ安全を維持することを意味します。IP6X の防塵性能。IP6Xとは、保護度合いをさし、直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れてかくはんさせ、取り出したときに内部の塵埃が進入しない機能を有することを意味します。
  8. ※8イソプロピルアルコール、エタノール、次亜塩素酸ナトリウムによる拭き取りが可能:
    本試験は薬品による無変色・無塗装剥れ・無変形などを保証するものではございません。
  9. ※9泡タイプのハンドソープで洗える:
    国内メーカー製の家庭用泡タイプのハンドソープあるいは国内メーカー製の家庭用液体タイプの食器用洗剤を使って洗うことができます(富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社試験方法による)。無故障を保証するものではございません。ついた泡は、水道水でしっかりすすいでください。濡れた状態では、充電しないでください。

報道関係者お問い合わせ先

FCNT株式会社 広報担当窓口

mb-pr.release@fcnt.com
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